山菜・山野草-021 マツヨイグサ [山菜・山野草]
梅雨の長雨が続きます。
山菜・山野草・木の実の採取に行きたいのに出かけられずウズウズしていたところ、昼過ぎに小雨になったので意を決して近くの山に行ってみたら、なんとヤブカンゾウ・ギボウシ・マツヨイグサが沢山咲いていました。伊豆半島の付け根あたりでは、つい先ごろまではまとまった雨が無かったので、このところの雨は植物たちには良い環境だったのかもしれません。
今夜の晩酌用に3種の花を少しづつ摘み、3種とも2杯酢にして一杯やりながら味比べしてみました。
(山菜・山野草のブログなので、私の料理の出来の良し悪しは不問に願います)
マツヨイグサは、目には黄色がきれいで食感はシャキシャキして味は3種の内で最も淡白(クセが無く何の料理にも合わせられそう)に感じました。ギボウシとカンゾウも味にクセは無く食感もシャキシャキしていますが少しぬめりがあるのでその差が淡白に感じたのかもしれません。
晩酌にマツヨイグサの黄色・ギボウシの薄紫色・カンゾウのオレンジ色の3種の酢の物を食べ比べるなんて、贅沢しちゃいました。
*夏の料理の彩に使えば清涼感が出るだけでなく美容と健康に良いです。いずれ昼のそうめんにのせてみたいです*
<マツヨイグサ>
マツヨイグサの名の由来は(宵を待って)夕方に黄色い花を開き翌朝には花が萎むところからきています。別名をヨイマチグサとも言います。またツキミソウと言う事もありますが厳密にはツキミソウは白花で同属別種です。また英語ではイブニング・プリムローズと言います。夜に花を開き甘い芳香を醸して蛾を誘います。
日中に咲く花は多いのでマツヨイグサは競争を避けてあえて夜に咲き甘い芳香を放つなんて、可愛らしい花なのにしたたか(戦略的)だなぁと思いました。
分布:北海道~沖縄
自生場所:(アメリカからの帰化植物で)道端・野原・空き地・河原・海岸
採取部位:ロゼット状の若葉(苗)・蕾・花・根
採取時期:若葉は通年、蕾・花は初夏~秋、根は秋
効能:
葉に含まれるフラボノイドの抗酸化作用で生活習慣行予防・改善・アンチエージング(老化防止)に効果があるとされています。
種子に含まれるリノール酸・リノレン酸・オレアノール酸は月見草オイルと呼ばれ美容に良いと化粧品や健康食品の原料に利用されています。
根は生薬として、秋に地上部が枯れた後掘り出して乾燥させ、煎じて服用すると解熱作用があるとされています。
調理:揚げる・茹でる・炒める
蕾・花
アクもクセもないので、さっと湯通しして酢の物・和え物、彩を生かした天ぷらも良いです。
若葉・(苗)
少しアクがあるので茹でておひたし・和え物、天ぷらもいけます。
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タグ:山菜 山野草 木の実
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