山菜・山野草-009 ノカンゾウ [山菜・山野草]
いつもは春にノカンゾウの若芽を採取して食べているのですが、花と蕾も美味しいと聞いていたので、昨年は若芽とともに2本だけ根を掘ってきて鉢植えにしました。
そして写真が一昨日咲いたノカンゾウです。鉢植えにして近くでじっくり見ると思いのほか、きれいな花です。でもノカンゾウの花は日中開花してもその晩には萎んでしまうので、夕刻、急いで晩酌用に花びらと蕾を採取し、茹でて2杯酢にしました。花の彩は可愛く、食卓を華やかにするうえに、茹でたとは思えないシャキシャキした歯ごたえがたまりません。とても美味しくただきました。近々、花びらの採取に行ってこようと思います。
<ノカンゾウ>
ノカンゾウは身近な野原・土手・川辺などの少し湿った場所に自生しています。
花が一重のものノカンゾウ、八重のものはヤブカンゾウと言います。ガーデニングに使用するヘメロカリスはノカンゾウの園芸種です。
早春に若芽を出し、山菜としては地中の白い部分から採取します。初夏に黄赤色のラッパ状の花をつけます。
春は若芽、初夏は花と蕾を食べます。
滑りの食感と甘みのある味が美味しいです。また花は美味しいだけでなく料理の彩に使えます。
分布:北海道~九州
効能:民間薬として天日干しのものもあります。
若芽は利尿・浮腫(腫物)・黄疸に効き、血便が続くのを改善すると言われます。
花や蕾にはに解熱作用があるとも言わいます。
調理:揚げる・茹でる・煮る・炒める
若芽
洗ったらそのまま天ぷら・油炒め・バター炒め、茹でて和え物(辛し酢、酢味噌、ゴマ、マヨネーズ、イカやネギと一緒に和えても美味しそうです)・汁の実・おひたし・卵とじ、煮つけで食べます。
花・蕾
洗ったらそのまま天ぷら、茹でて酢の物で食べます。
タグ:山菜 山野草 木の実
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